こんにちは!伊與田塾南安城教室、塾長の伊與田です。
今回は、「五目並べ」を取り入れた思考活動を紹介します!
もちろん、ただ遊ぶだけの活動ではありませんよ!!

伊與田塾流五目並べのルール

ルール1:ジャンケンして勝ったほうを先攻とする
ルール2:盤上に交互に石を置いていき、先に石を直線状に5個並べたら勝ち

伊與田塾流五目並べ

伊與田塾流五目並べ

 

平面感覚と、仮説思考力を養う!

五目並べはマインドアクセラレータの授業中に行う活動ですが、パズル道場と共通する部分もあります。パズル道場で行う「立体四目」は、五目並べの立体版と言うことができ、平面感覚に加え、立体感覚を養うことができます。五目並べは平面感覚に特化しています。急所を見つける、あるいは見逃さないためには、平面感覚をフル稼働させなければなりません。

そして、対戦競技ですから、相手の作戦を読んでゲームを進める仮説思考力も必要です。たくさんの対戦をこなし、「自分の作戦」を組み立てていきます。

 

真の目的は、ゲームの本質を見抜くこと!

五目並べを遊んだ経験のある方は、「ルールが不十分ではないか」と思われたかもしれません。実は、ここに狙いがあります。この活動をする前に、講師は生徒様に対して、「このゲームにはある法則があるからね」ということを伝えます。法則とは、「ルールに明示されていないルール」とも言えます。

具体的には、ルール上は、「先に石を直線状に5個並べたら勝ち!」なのですが、一歩進めて考えると「石を直線状に、両端の空いた状態で4個並べたら勝ち」となります(ほとんどの生徒は開始時点でこのことに気づいていません)。ゲームを進めるうちに、感覚的にこの法則が理解できてきます。この法則を解き明かすことがゲームの目的でもあるのです。(現時点でまだ生徒様に発見されていない法則がいくつかあります。)

 

言語化しよう!

「自分の作戦」や「法則」は、感覚的なレベルでは不十分です。伊與田塾では、これらを「言語化」するように生徒様に促します。言語化とは、具体的には紙上に図や言葉を使って表現することです。とくに法則の言語化は正確な条件を発見・整理し、言葉で表現する必要があります。難易度が高い分、論理的思考を身に付けるのに非常に役立ちます。