この二週間ほどの間で、冬休み講座や体験会をきっかけに4名の方が入塾を決められました。

そこで、伊與田塾に入塾してはじめての授業※の内容を紹介したいと思います。

※マインドアクセラレータの授業

入塾して数回の授業は、主にマインドマップに慣れ親しむことに重点を置いています。さまざまなお題を使って、マインドマップで思考していきます。何回か描くうちに、マインドマップの作法や、マインドマップをいろんな用途に使えるという可能性を実感することができます。

初回の授業では、簡単なオリエンテーションを済ませたあと、マインドマップを描きながら「学校にあるもの」をたくさん洗い出すというワークに取り組みます。

事前に 講師から指導するのは、マインドマップの描き方に関するわずかなルールだけです。
(ちなみに今回の4人とも、冬休み講座や体験会にてレクチャー済みでした)

「学校にあるもの」を洗い出すといっても、いきなりセントラルイメージから「黒板消し」というブランチを伸ばしてしまっては、それ以上の広がりが生まれにくくなります。そこで、うまく枝分かれ(拡散)させるにはどうすればよいか考えながら取り組んでもらいます。

上の「黒板消し」の例では、親のブランチとして「黒板」を書きます。そうすると、「黒板」のブランチから「黒板消し」はもちろん「チョーク」や「名札マグネット」などを思い出すことができます。「黒板」のさらに親はなんでしょうか?一例として、「教室」というキーワードがあります。意識を黒板から教室全体へ広げることによって、いろいろなものが見えてきそうですね。

マインドマップ_学校_1

さらに親のブランチを検討していきましょう。いろいろな考え方がありえますが、1つの例として「教室」から「場所」という考え方があります。「学校にはいろいろな”場所”があります。たとえば、教室、職員室、校庭、体育館、プールなどです」と言うことができますね。(伊與田塾ではこの文脈を「具体化」と読んでいます。)それぞれの場所には、もはや書き出せないくらいのものを思い浮かべることができるはずです。

さらにさらに思考を広げると、そもそもいろいろな「場所」があるだけでは「学校」とは言えない、何か足りないということに気がつきます。

それは、生徒や先生などの「人」であったり、授業や学芸会、休み時間などの「活動」です。これらがなくては学校とは呼べませんよね。ここまで思考を広げられれば、「学校にあるもの」をいくらでもあげることができます。そして、マインドマップを使えば、簡単に思考を広げられるという実感を得ることができるのです。

マインドマップ_学校_2

最後に本日の授業で完成したマインドマップをご紹介します。マインドマップを描きながら、学校を鮮明にイメージし、学校にあるものを想起している様子が分かります。(一部マインドマップのルールを逸脱しているところがありますが、次の機会に良くしていこうという方針で指導します)

マインドマップ_学校_3