こんにちは。塾長の伊與田です。

以前、思考の型について書きました。
今回はその第2弾で、思考の型を見つけるために必要なものについて書いていこうと思います。

⇒ブログ:思考の型の発見(1)のページへ

前回、さまざまな思考の型を持っておくことで問題解決に役立ったり、
創造性を高めることができると書きました。
しかし、私が考えるに、思考の型を認識するということは簡単ではないと思います

例えば、職場で誰かと協力して仕事をするときに、進め方の考え方や方針に違いが出たらどう思いますか?
他の職場から転職してきた人が、現在の職場の慣例に合わないような提案をしてきたらどう思いますか?

自分にとって新しい考え方に対して、抵抗とか拒絶などの「感情」が先行しませんか?
実はこれが大半の、普通の反応だと思います。
「この人はなんでこんな風に考えるんだ」「何を言ってるんだ」「この人は~~だから」なんていう反応です。
これでは仕事はうまく進まないし、自分の成長にもつながりません。

この、自分の感情の反応を乗り越えて、自分の成長の機会に変えるには、あることが必要です。
それが、「思考に関するメタ認知」です。
言い換えると、「思考そのものについて思考する」という態度のことです。
メタ認知があれば、自分の感情を一段上から見ることができます。
そして、自分にとって新鮮な他人の考え方を認識し、吸収することで成長の機会にすることができるのです。
この「メタ認知」今後ますますグローバル化する社会のなかで、実は語学よりも重要な要素だと思いませんか?

伊與田塾では、マインドマップやマインドアクセラレータのカリキュラムによって、
生徒のメタ認知能力を育てます。しかし、教材だけでは不十分です。
教室全体(つまり講師や他の生徒、備品にいたるまで)でメタ認知を育む仕組みになっていることが必要です。