こんにちは。塾長の伊與田です。伊與田塾南安城教室の授業風景をお届けします!

授業風景(マインドマップ)

授業風景(マインドマップ)

本日は中学生(2年)。4回目の授業です。
今回でマインドマップの「描き方」の授業は一段落となります。

授業の内容

・マインドマップの描き方(復習)
・ブランチアートについて
・マインドマップに「目的」を持たせよう
・マインドマップ(お題:歴史上の人物を挙げよう)
・マインドマップ(お題:部活で上達するには)
宿題:マインドマップ(お題:夏休みへ向けて)

 

マインドマップに「目的」を持たせる

これまでの授業のマインドマップでは、思考を「発散」させることを目的としていました。発散とは、マインドマップの中心のトピック(セントラルイメージ)から、ブランチをとにかく広く、多く広げていくことです。

今回は初めて、ある目的にそってマインドマップを描くことにチャレンジしました。目的にそってマインドマップを描けるようになると、学習や普段の生活など、マインドマップの効果をさらに広げていくことができます。

(1)歴史上の人物をたくさん挙げる
(2)部活で上達するには

 

マインドマップ「歴史上の人物」

マインドマップ「歴史上の人物」

たとえば「歴史上の人物をたくさん挙げる」ためには、メインブランチからいきなり人物を挙げていてはうまくいきません。たくさんの人物を挙げるには、マインドマップにおける「構造化」の考え方を利用するとうまくいきます。

この生徒様は、まず、メインブランチに「時代」「出来事」と書き、そこからさらに細かい要素に分解しています。そして、マインドマップの先端(外側)に、人物が書き出されています。本人にそのねらいを聞いてみると、「最後に人物を描くように意識しました」とのことでした。だんだんと、構造化の考え方ができるようになってきていることが分かります。

どのように構造化するか、については、正しい答えがあるわけではありません。重要なのは、自分自身の頭の中に、知識を体系化するための構造を自分で組み立てることです。そして、必要に応じて構造を修正していく。これを繰り返すことで、思考力が養われていきます。

 

普通の学習塾・進学塾では、生徒に対して覚えやすい構造を知識として与えてしまいます。目先のテストや受験のためなら良いかもしれませんが、生徒本人の根本的な思考力を養う機会を奪ってしまう可能性があります。