こんにちは。伊與田塾南安城教室、塾長のいよだです!

9/5に行われたサッカー日本代表vsウルグアイ戦についての投稿です。 原則、観戦は1回とする予定でしたが、KPIを計測しながらの観戦がおもしろくて、2回目の観戦をしてしまいました!プレイステーション3のtorneの機能を使い、1.2倍速で観戦しました。そして、今回注目した選手は、4-3-3フォーメーションの2列目(中盤)の左の田中順也選手です!

 

見えてきたチーム全体の戦術

2回目の観戦で田中選手に注目したことで、チーム全体の大まかな戦術が見えてきました。それは、攻撃については前線の3人+両サイドバックの5人で行うということ、守備については全員で行うということです。

 

田中選手の動き

田中選手に関するKPI項目は以下のように設定していました。

共通KPIとして
シュート、ラストパス、ゴール、アシスト

攻撃的ミッドフィールダーとして
ドリブル、飛出し(囮の動き含む)、ポジションチェンジ

KPI計測結果としては、出場時間全体※を通して以下のようになりました。
・シュート2回
・ラストパス2回(クロスを含む)
・ドリブル7回(うち2回が攻撃面で効果的だったと判断)
・飛出し3回
・ポジションチェンジ1回

※田中選手は後半30分で柿谷選手と交代

個人的な印象としては、今までの日本代表チームの2列目の選手としては、攻撃面の貢献が少ないように思います。逆に、守備面では、中盤の左のポジションを遵守し、バランスをとっていました。

田中順也選手 KPI測定結果

田中順也選手 KPI測定結果

 

田中選手の攻撃面の動きから

KPI計測結果から分かることは、ドリブルや飛出しの動きなどの攻撃面の動きの少なさです。左サイドの岡崎選手とのポジションチェンジも1回のみと、積極的に動いて相手ディフェンスを崩すという感じではありませんでした。これは、田中選手の運動量が少ないとか攻撃のアイデアがないというわけではなく、戦術的な決め事だったように受け取りました。上に書いたように攻撃面では主に前線の3人に両サイドバックを加えた5人で点を取ろうとしているように見えました。中盤の田中選手や細貝選手は攻撃中も自分のポジションを遵守し、相手にボールを奪われた場合のケアを最優先に動いていたように感じました。

 

田中選手の守備面の動きから

今回のKPI計測では「攻撃的」ミッドフィールダーと見なしていたため、守備面のKPIを計測していません。しかし動きを見ていると前線と最終ラインの距離を一定に保ち、相手のパスコースを消したり、プレッシャーをかけにいったりしていました。今回の日本の守備は、自陣にひきこもるわけでもないし、かたや、積極的に前線から守備をしていくわけでもないバランス型と言えるのではないでしょうか。その守備の軸となっていたのが、中盤の田中選手や細貝選手であると思います。

 

まとめ

アギーレ監督の基本戦術は、堅守速攻であると言われます。今回、田中選手に注目して観戦することで、そのことが確認できたと思います。特に堅守の部分では田中選手や細貝選手が守備的に働いたことで、試合全体では強豪ウルグアイを相手に大きく崩されるということはありませんでした。攻撃面では今回残念ながらゴールが無く、決定機も多くなかったので、チームが目指す形というものが分かりませんでした。あるいは別のポジションの選手に注目すれば、見えてくるのかもしれませんね。

というわけで次戦が待ち遠しくワクワクしています!
日本代表の次戦は9月9日(火)vsベネズエラです!