こんにちは。伊與田です。
今週のマインドアクセラレータは、子どもたちにブレインストーミングを体験してもらいました。

 

渦巻くアイデア!

ブレインストーミング(略してブレスト)とは、簡単に表現すると、チームでたくさんのアイデアを出すことです。量より質、批判や評価を禁止というルールがあり、お互いが楽しい雰囲気を演出することで、最終的にチーム全体の成果として面白いアイデアを出すことが目的です。

ブレストを補助するためのツール(道具)として、ホワイトボードや”ふせん”、模造紙や専用のコンピュータソフトウェアなどがあります。また、書記係を設けることもあります。ブレスト中はどんどんアイデアが出てくるので、それらを瞬時にかきとめておくことで、ブレストが終わったあとで見返したり、アイデアを評価して絞り込んだりすることができます。

今回は私が書記係となり、出てきたアイデアをマインドマップにまとめました。

生徒たちの中には、普段批判的な発言をしがちな子もいましたので、うまく行かない場面もあるだろうなと予想していました。しかし実際にやってみるとすんなりとルールを理解し、非常にたくさんのアイデアを出すことができました。1回目をやってみるまでは「つまんなそう」などネガティブな反応が多かったのですが、実際にやってみるとみんなノリノリでアイデアを出し合ってくれました。

画像のマインドマップは1枚につき5分間のブレストででてきたアイデアです。マインドマップの広がりの大きさにご注目ください。もう5分、10分追加することでさらに広く深いアイデアが出せそうですね。

 

日頃の成果もあらわれた!

マインドアクセラレータの授業では、アイデアを広げるための思考活動を頻繁に取り上げています。例をあげると、具体化、抽象化、水平思考、連想、ストーリーテリングなどです。そのため、ブレストのルールを理解し、これらの思考法が結びついたときの爆発力は見応えがありました。

 

チームへの貢献度を高める!

今回の活動ではアイデアをたくさん出すことの他に、「チームに貢献する」ことも意識して取り組んでもらいました。そのために補助ツールとして、「ブレインストーミングカード」を利用しました。

ブレインストーミングカード

このカードにはブレストで推奨される行動「他者のアイデアをほめる」「他者のアイデアに相乗りする」「連続でアイデアを出す」「突飛なアイデアを出す」が記載されており、1回のブレストの中でこれらのカードを使い切ることが各個人のもう一つの目的となります。プレインストーミングカードを使い切るということは、個人としてチームに貢献し、価値を発揮しているということになります。

 

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