7月26日、安城市民交流センターで開催された「不登校生のための進路相談会」に行ってきました。

主催は、安城市不登校・ひきこもり支援ネットワークさん。

講演では、現場で進路指導や教育相談にあたる中学校、高校の先生や子どもの不登校を経験した保護者夫妻、実際に不登校を経験したご本人などのお話を聞くことができました。

○まず心を安定させる

刈谷東高校の高須先生のお話。不登校生の心をコップの水にたとえて語られていました。

やりたいことや将来のことを考えるにも、今の心の状態が波打って混沌としていたら難しい。まず静かに休むことの大事さが分かりました。同時に休める環境をつくる難しさも。

「ゆっくりでいいよ。自分のペースでいいよ」

本人だけでなく、ご家族の心の安定もとても大事ですね。

 

○個々の事情にあわせて検討する

中学卒業後の進路もいろいろとあることを知ることができました。
いろいろとあって迷いそうですが、考えるときのスタートはやはり本人とそのご家族の事情になるでしょう。

・やりたいこと
・学力(成績)
・コミュニケーションの特性
・通学可能性(距離、時間、スクーリングの頻度・日数)
・必要なサポート

これらをふまえて学校・課程・課を検討することになると思います。

・専門分野
・立地
・出席日数
・指導体制
・活動
・在校生(どんな子、どんなニーズを持つ子が通っているか)
・卒業後の進路

 

○相談できるネットワークを持つ・知っておく

本人ももちろんですが、保護者さんが安心して将来に備えるために、相談のネットワークをつくっておく・知っておくことが非常に重要だと思いました。
体験談にもお話がありましたが、現状を話す、共有するだけでも気が楽になったりと良いことがあると思います。事情はご家庭、お子さんごとにことなるでしょうから、直接の解決策は得られないかもしれませんが、話すことで視野も広がり、なにかヒントが見つかるのかもしれません。

 

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