こんにちは。伊與田塾南安城教室、塾長のいよだです。
前回に引き続き、サッカー観戦をより楽しむためのKPIについて考えていきます。今回は選手個人のKPIについて考えていきます。
個人評価のKPI
サッカーというチームスポーツの中で、個人はチームの戦術における何らかの枠割を担うことになります。大抵の場合、その役割は選手個人に与えられるポジションという形で大まかに把握することができます。具体的には、フォワードの選手は相手チームから得点を奪うことを。ディフェンダーは相手チームの攻撃を防ぐこと、となります。
ポジション別のKPI
各ポジション別のKPIについてマインドマップで考えてみました。
こうして考えてみると、ディフェンダーの選手の評価というものが難しいと感じます。なぜなら、守備というのは組織的に行うことが多く、ディフェンダー個人のプレイを数値化するだけでは足りないと感じるからです。たとえば、見方のディフェンダーと協力して相手チームのパス出させない(未然に防ぐ)プレーは、数値として評価しにくいものですが、間違いなく評価すべきファインプレーと言えると思います。
また、現代サッカーではディフェンダーの選手は攻撃の起点とみなされます。サッカー放送の解説でも「攻撃の組み立て」や「ビルドアップ」という言葉で評価されています。攻撃と守備、どうバランスをとって評価していくか、悩みどころです。
最後はそれぞれの「サッカー観」で
実際に観戦する際には、すべてのKPIについて評価しようとは思っていません。それは、なるべく労力をかけたくないという思いと、とりあえず考えられるデータを取っておくというふうにはしたくないからです。今まで考えてきたKPIのうちどれを見ていくかを決めるのは、「サッカー観」であると思います。今のところ、「ポジション別の役割」を重視するか「より勝利に貢献するプレー」を重視するかという2つの案があります。いろいろな評価の視点や手法があると思いますが、最後には監督やチームの哲学に行きつくのではないかと思います。