伊與田塾では、すべての生徒さまが学びの総量と質を確保できるような授業を行っています。


学校において、クラスのなかでリーダー的ポジションを得られた子は、そうでない子よりも社会に出てから役立つ多くの学びのチャンスを得られます。たとえば、クラスをまとめるにはクラスメンバーの信頼を得ることが必要になります。集団の責任を負うことや、先生(大人)に近い目でクラス全体を見る視点が養われます。プレゼンテーションなどの機会も多く得られるでしょう。

このようにリーダーのポジションは、生徒どうし集団どうしのつながりを意識して仕事に取り組まなければなりませんから、他のポジションに比べて学びの総量を多くすることができます。また、コミュニケーションにかかわる学びが多くなるので、何が最適解かわからない状態で、あれこれ工夫するという多様な思考活動となります。これは、定型の答え・正解が存在する問題に取り組むよりも質の高い学びになります。

コミュニケーション

多人数のクラスで、全員がリーダーを経験する、というのはなかなか難しいものです。ここで言う「リーダー」とは、単にその「役職」を与えられればよいというわけではないということに注意が必要です。数十人のクラスであれば、教室の中でさまざまな”役割“が自然とできあがります。

・リーダー(実質的な)
・リーダーの補佐
・職人(クラスのさまざまな機能のうち、一部を担当する)
・アイデアマン
・プレゼンター
・批評家
・日和見主義者
・一匹狼
・その他

リーダーの素質がある子を集めてクラスを作ったとしても、上記のように役割が分かれてしまうというのが私の持論です。

もちろん、リーダー的な役割以外でも、それぞれの担当する役職ならではの考える機会・学ぶ機会はあるでしょう。しかし、それぞれ細かく分けられた役割をこなせばよいポジションとなるので、学びの総量ではリーダー的ポジションにおよびません。

“学校生活をおくる上では”、生徒さまがどのポジションにいようがあまり問題はありません。それぞれの役割の中で、クラスに貢献できればOKです。リーダー的な役割での学びの差、経験の差は、社会に出た時に現れます。

 

伊與田塾では、すべての生徒さまが学びの総量と質を確保できるような授業を行っています。

たとえばコミュニケーションゲームを通して、味方のメンバーの信頼を得たり、味方のメンバーと協力したりということが経験できます。これは、生徒さまひとりひとりがリーダー的な役割を経験できるということです。また、思考技術の授業では、与えらえた課題について思考し、アウトプットし、説明するといった責任ある行動を求められます。表現はきついですが、「逃げ場」がないのです。そういった、ある種追い込まれた状況が、思考の量、学びの量を確保することにつながっているのです。

学びの総量と質を確保するために必要なので、普段の授業は少人数制としています。そして、月1回塾生全員が集まる特別授業では、さまざまな個性の生徒が一堂に会し、学びの多様性を生んでいます。