10月4日(木)、アンフォーレにて「安城ビジネスコンシェルジュ開所1周年記念式典」が行われました。

安城ビジネスコンシェルジュ

実は安城ビジネスコンシェルジュ(ABC)さんには去年の開所時から相談させていただき、HPやパンフレットの改良、新しいイベントの企画などに力を貸していただきました。チーフコーディネータの二村さんは、幅広いアイデアや知見を与えてくれるだけでなく、経営者本人の特性を鑑みてアドバイスをいただけます。決して押し付けでないのがすばらしいところです。
さて、記念式典の基調講演として養老孟司氏がスピーチされました。

 

基調講演「経営者に捧ぐ バカの壁」

 

「経営者に捧ぐバカの壁」というお題でしたが、具体的に「こうすべきだ」というお話ではなく、昨今の社会情勢や価値観の変化についての氏の考え方について語っていただけたと解釈しました。それをうけて経営者たちがどう考え、どう行動するか、自分で考えろというメッセージがあったのではないかと思います。

私的なキーワードは「AI」「都市化」「倫理観」「fair」。

興味深かったのは、氏曰く都市化によって人は人が本来持っている感覚から得られる情報をノイズとして排除して生きているという指摘の部分でした。

例)
会社内のコミュニケーションを極力メールで行おうとする人が増えている。メールは文字情報のみなので、要件のみの情報をやりとりできる。一方直接の会話は相手の表情・感情などの情報が加わり、場合によっては判断等が変化する。

このお話を受けて考えたのは、現代人はノイズとして排除している情報量の分だけ別の情報を得ているのではないかということです。受け取る情報が変われば思考や行動も変わるはずです。その変化がいずれは社会全体を変えていくのだろうと思います。その変化をいち早く感じ取り、行動していかなければ。そんなことを考えました。

マインドマップ,養老孟司

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