てつがくおしゃべりカードというものを入手しましたので、さっそく授業に導入しました!
このカードには、哲学的な話し合いを楽しむための「問い」が書かれており、参加者はその問いに対して意見を述べたり、論点を掘り下げたり、広げたりしながら会話を楽しむというものです。「問い」の例としては、以下のようなものがあります。
・おしおきって何かの役に立つ?
・自分は今、目がさめているってどうして分かる?
これらの問いは、正解を出すことが難しかったり、そもそも正解がなかったり、大人の社会でも意見が分かれていたりするものです。
伊與田塾の授業では、これにゲーム的な要素を追加しました。この活動を通して、正解が分からない問題に対しても、答えを出そう、正解にたどり着こうとする姿勢や態度が育ってほしいと思います。用意された答えを出せるだけの人材というのは、どうしても付加価値が低いとみなされてしまうからです。
最初の哲学ゲーム(3人で行いました)では、私が想像していたよりもたくさんの意見が出ました。うれしかったのは、思考し、意見を交わすことを楽しんでくれたことです。
初回ということもあり、論点を広げる・掘り下げるといった役割は私が代行しました。将来的には、このファシリテーター的な能力も子どもたちに身につけてもらいたいと思っています。
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