こんにちは。伊與田塾南安城教室、伊與田です!
メタ・スキル(勉強法)コースの一幕をご紹介します。

メタ・スキルの授業では、英単語の勉強法のトレーニングを実施します。
20~30分の制限時間内に、10個の英単語・熟語を覚え、時間後に小テストを行います。

まずは小テストをするよということと、英単語を「使えるレベル」で覚えてねということだけを生徒に告げて、勉強時間をスタート。各々好きな方法で勉強を始めます。自学ノートを推進している学校の子は、さっそくノートを広げてカリカリやりはじめます。

1回目の小テストは案の定・・・

小テストは全10問で、単語の意味、発音、つづりと、整序問題1問、英作文1問です。

1回目のテスト終了。結果は、決して良いとは言えないものでした。生徒たちは軒並み、「信じられない」という表情でした。中には半泣きになっている子も。ほとんどの生徒が5点以下で、1学期期末テスト学年1位の子さえも、満点を取ることができず、悔しそうな表情。それぞれが「思ったより全然できなかった!」という結果でした。

意識こそが問題

この結果になった原因は、勉強するときの意識です。勉強のやり方、勉強法という方法論以前の問題です。

初回の勉強時間、数十分の間に英語の自学ノートを3ページも埋めた子がいました。ほとんどの子がひたすら単語のつづりを繰り返し書くというやり方でした。もし、つづりのみを問うような問題ばかりだったら、良い点がとれたかもしれません。しかし、英語のテストでそんな問題は出ませんし、実際の英語の利用シーンでは全く役に立ちません。(発音も意味も分からないのでは当たり前ですよね)

この失敗を通して、生徒たちは、自身の勉強の質に対する意識が「使えるレベル」にはおよんでいなかったことを学ぶことができます。これは、長い目で見れば最初から英単語勉強の方法論を教えこんで実践させるよりも重要なことだと思います。

 

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