能動性を高めよう

不確実性の高い未来を生き抜くために」というのは伊與田塾のコンセプトです。不確実性の高い未来を生き抜くために必要な力のひとつとして「能動性」があります。

安城市,学習塾

 

能動性とは

自ら考える・動くという点で「自主性」という言葉と似ています。能動性は自ら動くことに加えて、自分以外の外部へという考え方が加わります。「自ら外部の環境に働きかける力」と言えるかもしれません。

外部の環境とは、自分の課題や他人、場(学校、仕事場)などです。

「自主性」が自ら独立したイメージを持つのに対し、「能動性」は相手(環境)ありきとなるイメージです。

 

能動性を発揮することで、うまく環境の変化などに対応することができるでしょう。

また、積極的に環境に働きかけることで、場を支配したり、主導権を得たりすることもできるでしょう。それによって将来の学びや仕事の質を高めることができると思います。

 

能動性を鍛える

待つ

子どもの能動性を鍛えるには、保護者や指導者の姿勢として「待つ」必要がある場面が多くなります。目の前に課題があるとき、子どもが自分から考え動くまで待ちましょう。賢い大人ほど子どもの先回りをして課題を認識し、答えを授けてしまうことがあります。しかしそれをしてしまうと、子どもが自分で課題に気づき、思考するチャンスを奪うことになります。

「待つ」ことはときに我慢・忍耐が必要です。大人のほうでさっさと答えを示したほうがよっぽど楽だというシーンはたくさんあることでしょう。

 

自分カレンダー

子どもだけのカレンダーを用意してみましょう。そして、定期的にスケジュールを確認・記入し、毎朝確認するようにするとよいでしょう。最終的には独力でカレンダーを活用し、スケジュールを管理できると良いです。しかしはじめからすべて本人ではできないので、大人のサポートが必要です。話し合いによって、管理と責任の範囲やルールを明確にしておくと良いと思います。

安城,教室

ボードゲーム

上に書いた「待つ」「カレンダー」は長期的なスパンで成長を見守る必要があります。それよりも短い期間に効果が期待できるのがボードゲームを利用したトレーニングです。

これは、マインドアクセラレータ(MA)の授業の中でも実践しています。

まず、はじめてやるゲームの説明書を独力で読ませます(大人は事前に把握しておくか、いっしょに読む)。質問やわからないところがあれば自分で質問させ、大人は極力サポートを控えます。大人の助けを得ながらでもよいので、自分でルールを理解することが目標です。

ゲームが始まったら、まずはルールを遵守してプレイできているか確認です。ルールの誤解があれば、説明書に戻って「読み間違え」なのか、「あいまいなまま放っておいた」のか確認しましょう。

多くのボードゲームは複数人で遊びます。つまり、相手ありきです。ゲームによって相手を攻撃したり、協力したり、交渉したりという関わりが発生します。その関わり方について、多くの場合、「能動的に」関わりを起こすことができるプレイヤーが主導権をとりやすく、有利になります。子どもとボードゲームの相手をする大人はそのあたりを意識してプレイしてあげると良いと思います。(積極的に他プレイヤーに働きかける模範を示したり、ときにはあえて受け身的にプレイする、など)

安城市,塾

 

以上、能動性を高める3つの方法を提示してみました。

しかし、ご家庭ではなかなか子どもに対して理想的な態度を取れなかったり、子どものほうが甘えてしまったり、親子の時間がとれなかったりします。その場合は、ぜひ伊與田塾の授業を検討してみてほしいと思います(露骨な宣伝すいません)。

 

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