こんにちは。伊與田塾のいよだです!

4月4日に、名古屋大学の有田隆也教授を訪問させていただきました。

feat. 坪内さん from 「塾屋」

目的は、有田先生が開講されている「ボードゲームゲームを究める!」授業についてお話を伺うことでした。

 

この授業は新入生を対象に開講され、大学生としての基本的な動作を学ぶことを目的としているそうです。

・調査(課題のゲーム)
・プレゼン(ルール・戦術等)
・考えることの楽しさ
・コミュニケーション

学生からの評価も非常に高く、学内で模範授業として紹介され、またHPでも特集されているほどです。

 

ボードゲームの教育効果を測定することの難しさ

ボードゲームをすることで思考力が高まることを科学的に証明するアイデアと、その難しさについてもお話を伺いました。

ひとつのアプローチ方法として、ボードゲームをプレイする人の脳波を測定し、脳のどの部分が活性化するかをモニタリングするという考え方があるそうです。しかし、機器を装着したまま正確なデータをとったり、器具のコストなど課題は多そうです。

さらに、ボードゲームはさまざまな思考活動の総合競技のようなものですから、データをとれたとしても多くのノイズが含まれるだろうとのことです。そのため、データを分析する方法論を確立することも必要とのことです。

たしかに、同じボードゲームで、同じプレイヤーが同じ局面を想定したとしても、そこで起こる思考活動は同一のものであるとは限りません。また、プレイヤーの性格やプレイスタイル、知識によっていくらでも変化しそうです。

ボードゲームの効果を科学的に裏付けるのは、かなり大変そうです。

 

レアゲーム、スフィンクスをプレイさせていただきました!

 

対戦するプレイヤー同士が限られた数の壁で迷路をつくり、お互いの迷路を探索するゲームです。1マスずつ進んでいき、壁にぶつかってしまったら手番交代です。

迷路の作り方にプレイヤーの個性(性格の悪さ)や芸術性を反映したりすることもできそうです。また、複数回プレイすれば、お互いがどんな迷路で挑んでくるかという読み合いの要素が強くなってきそうです。

 

 

今度は実際に授業見学させていただくことに!

「ボードゲームを究める!」授業は10月以降開講だそうで、実際に見学させていただくことになりました。大学生が本気で遊び、学ぶ様子を見るのが非常に楽しみです!

 

基礎セミナー:ボードゲームを究める
http://ocw.nagoya-u.jp/index.php?lang=ja&mode=c&id=25&page_type=index