実はこの1年半ほど、英語試験「TOEIC(トーイック)」の勉強を続けてきました。
先日、2回目の受験となる5月26日実施のTOEIC試験の結果が返ってきました。

TOEICについて少し解説します。

日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通のテスト。

①聞く力・読む力を測るものと、②話す力・書く力を測るテストがあり、メジャーなのは①のTOEIC® Listening & Reading Testです。今回私が受験したものも①です。

テスト形式

・リスニング約45分間とリーディング75分間
・回答はマークシート方式
・点数は10~990点(5点刻み)

テスト結果

2回の受験結果は以下です。

2018/9/09:760点(リスニング:425、リーディング:335)
2019/5/26:805点(リスニング:400、リーディング:405)

5月の回で、800点代にのせることができ、”概ね”満足しています。
800点というのがどのような水準なのかという点については諸説ありますが、英検で比較すると準1級には十分受かるが、1級(大学上級程度)には届かないレベルと言われます。TOEIC780点以上を取得することで、大学入試センター試験が免除になる案が議論されたこともあるようです。

残念だったのは、リスニングの点数が下がってしまったこと。原因は、リスニング中に問題用紙を1ページとばしてめくってしまうという事故を起こしてしまい、5~6問をふいにしてしまったことです。ただ、手ごたえとしてはその失敗を含めても9月の結果を上回れるだろうという感覚だったので、実際はもっと影響があったのかもしれません。

 

試験に向けてやったこと(参考書等)

ほぼ独学ですし、学習環境や時間も人によって異なると思うので、アドバイスはできません。
ただ、参考までに試験にむけてどんなことをしたのかということは書き出しておこうと思います。

大きく3つのことを意識しました。

1.語彙力(単語力)アップ
2.英語の耳をつくる(リスニング)
3.読むスピードを上げる(リーディング)

 

1.語彙力(単語力)アップ

勉強を開始した時点で、すべての問題を解くためには語い力(単語力)が不足していることは明らかでした。そのため、まずは語彙力アップのための学習を行いました。

使用したテキストは以下です。(利用順)

・キクタンTOEIC TEST SCORE 800

・英単語アプリ mikan

・キクタンTOEIC TEST SCORE 990

ほとんどの参考書にはCDが付属してるので、スマホに入れて通勤中にリピートしました。単語→和訳→例文と流れます。はじめは例文が聞き取れないレベルでしたが、最終的には1.3倍速で聞けるまでになりました。リスニング力のアップにもつながったと思います。それぞれ最低10回繰り返しました。
英単語アプリmikanは主に大学受験生が利用するアプリですが、TOEICの範囲も学習できます。インターネットに接続されていて、各ユーザーと競争したり、学習を共有したりできます。私も母校の卒業生として参加しました。

 

2.英語の耳をつくる(リスニング)

通勤中にとにかくたくさんの”TOEIC英語”を聞きました。
リスニング対策の参考書、問題集・模試に付属している音声教材を利用しました。

・世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)

・公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4

・TOEIC L & R TEST 読解特急2 スピード強化編 (TOEIC TEST 特急シリーズ)

・公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 5

・Podcast:1日5分ビジネス英語

最近の参考書は、リーディング(読解)用教材であっても音声データを無料で提供してくれています。これが多くの英文を聞く経験を積むのに役立ちました。
聞いたことがある文章については、倍速でついていけるようになるまで繰り返し聞きました。

 

3.読むスピードを上げる(リーディング)

800点台に乗せるには、リーディングで最後の文章・問題まで解き終わる程度の力がなくてはならなようです。1回目の試験(760点)のときは、後半の長文問題の大問3つ程度が手付かずでタイムアップとなっていました。

長文読解のスピードアップのために

・世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 7 読解)

・公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4

・TOEIC L & R TEST 読解特急2 スピード強化編 (TOEIC TEST 特急シリーズ)

・公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 5

文法問題の精度・スピードアップのために

後半の長文問題の時間を確保するために、序盤の文法問題を時間をかけずに解く力をつける必要でした。「こう来たらこう!」とパターンを身にしみつけるまで、数をこなすことが大事だと思います。

・世界一わかりやすいTOEICテストの授業(Part5&6 文法)

・世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 7 読解)

・TOEIC用アプリ ToeicPart5

・TOEIC用アプリ TOEIC過去問600

 

試験対策

あくまで試験ですので、試験専用の対策も必要です。TOEICで高得点をめざすには、「TOEIC世界の住人になること」が求められます。
(例えばTOEIC世界では、昇進することはあっても降格はほとんどありません!)

・世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 7 読解)
・TOEIC L & R TEST 読解特急2 スピード強化編 (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

なぜTOEICを? 学習の動機

最後に、TOEIC試験の勉強の動機を。

1.英語コンプレックスを解消したかった
2.「英語ができる」ってなんかかっこよくね?
3.学ぶ大人の姿を見せるため

1と2は我ながら俗っぽい理由ですね。805点で英語コンプレックスが解消されたかというと、正直30%というところです。まだまだリスニングもリーディングも不十分ですし、話す・書くというアプトプット面の力は全然足りない感じています。

ただ最近、駅の売店でおつりを受け取り忘れた外国人旅行客を躊躇なく助けることができる程度には、度胸がつきました。(使った英語は、「Change!(おつり!)」だけでしたが・・・)
また、海外のボードゲームレビューサイトを参照するなど、仕事のひろがりにも少し貢献があります。

メインの動機は3「学ぶ大人の姿を子どもたちに見せるため」です。塾生たちの言動を見ていると、「大人に対して完璧を求める」「大人になれば勉強しなくていい」と考えているのではないかと感じます。実態はそうではなく、完璧な大人などいないし、生涯学び続けることで人生を豊かにしていくものです。

子どもたちに「本を読め」「勉強しろ」「学べ」と上から目線で語るだけでなく、実際に学ぶ大人の姿を見せたい。その一環として、TOEICへ挑んだわけです。今回の目標と結果は、教室に掲示してあります。さりげなく伝わればよいなと思っています!


TOEIC公式HP

英単語アプリmikan

マット竹内

 

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