こんにちは。伊與田です。
今回は、「キャバレーフォーカード」という2人用のゲームを紹介します!
![キャバレーフォーカード](https://iyodajyuku.jp/wp-content/uploads/2020/06/IMG_5646.jpg)
マッチ箱サイズ!
このゲームでは、勝つためもしくは負けないために数手先を読む必要があります。
勝利条件はそれほど複雑ではありません。とはいえ、その条件が刻々と変化していくため、注意力と純粋な論理力をきたえることができます。
使うもの
このゲームはカード置き場と3種類、合計8枚のカードだけでプレイできます。
カードは「勝ち」3枚、「負け」3枚、「最後の1枚」2枚です。
準備
8枚のカードを混ぜ、4枚ずつ配ります。
カードはお互いに見えるようにしておきます。
ジャンケン等で先攻後攻を決めます。
ゲームのすすめ方
交互にカード置き場の中の「右」「左」どちらかに、自分の手札のカードを
1枚ずつおいていきます。
「最後の1枚」カードだけは、左にしか置けません。
左右の場にカードが置かれると、勝利条件(もしくは敗北条件)が作られます。
![](https://iyodajyuku.jp/wp-content/uploads/2020/06/IMG_5630.jpg)
この状態で「勝ち」カードを出してしまうと負けです。
勝利条件(もしくは敗北条件)に合うカードを出した時、決着がつきます。
「最後の1枚」について
「最後の1枚」には2つの意味があります。
ひとつはカードの種類としての意味。
もうひとつは、ゲームの最後に出されるカードという意味です。
ゲームの最後のカードは必ず後攻のプレイヤーが出すことになります。
(先攻の4枚めのカードは最後の1枚の扱いにはなりません)
数手先を考える論理力をきたえる!
私が教材としてこのゲームを採用した理由は、「数手先の論理力」が鍛えられるからです。
(1)まず、1手先を
数手先を読む前に、目の前の勝利条件を正しく理解する力が必要です。
「勝利条件」「敗北条件」がコロコロ入れ替わるので、
その都度正しく論理を読み取らないといけません。
(2)相手の手札を見る
お互いの手札は公開されているので、相手の手札の情報も有効活用しなくてはなりません。
自分の手札だけ見て「勝つためには」「負けないためには」と考えていてもうまくいきません。
私はゲーム中の子どもたちの目の動きを見て、
ちゃんと「相手ありき」でゲームしているか観察しています。
(3)数手先を読む
上記の(1)(2)ができてくると、
「このゲームに勝つためには3手、4手先を考えなくてはいけない」ということに気づいてくれます。
将棋や囲碁などのように長手数の論理は必要ないので、その分1手読めることの重みがあります。