こんにちは。伊與田です。

今回は、「キャバレーフォーカード」という2人用のゲームを紹介します!

キャバレーフォーカード

マッチ箱サイズ!

このゲームでは、勝つためもしくは負けないために数手先を読む必要があります。
勝利条件はそれほど複雑ではありません。とはいえ、その条件が刻々と変化していくため、注意力純粋な論理力をきたえることができます。

使うもの

このゲームはカード置き場と3種類、合計8枚のカードだけでプレイできます。
カードは「勝ち」3枚、「負け」3枚、「最後の1枚」2枚です。

 

準備

8枚のカードを混ぜ、4枚ずつ配ります。
カードはお互いに見えるようにしておきます。
ジャンケン等で先攻後攻を決めます。

 

ゲームのすすめ方

交互にカード置き場の中の「右」「左」どちらかに、自分の手札のカードを
1枚ずつおいていきます。
「最後の1枚」カードだけは、左にしか置けません。
左右の場にカードが置かれると、勝利条件(もしくは敗北条件)が作られます。

この状態で「勝ち」カードを出してしまうと負けです。

勝利条件(もしくは敗北条件)に合うカードを出した時、決着がつきます。

 

「最後の1枚」について

「最後の1枚」には2つの意味があります。
ひとつはカードの種類としての意味。
もうひとつは、ゲームの最後に出されるカードという意味です。
ゲームの最後のカードは必ず後攻のプレイヤーが出すことになります。
(先攻の4枚めのカードは最後の1枚の扱いにはなりません)

 

数手先を考える論理力をきたえる!

私が教材としてこのゲームを採用した理由は、「数手先の論理力」が鍛えられるからです。

(1)まず、1手先を
数手先を読む前に、目の前の勝利条件を正しく理解する力が必要です。
「勝利条件」「敗北条件」がコロコロ入れ替わるので、
その都度正しく論理を読み取らないといけません。

(2)相手の手札を見る
お互いの手札は公開されているので、相手の手札の情報も有効活用しなくてはなりません。
自分の手札だけ見て「勝つためには」「負けないためには」と考えていてもうまくいきません。

私はゲーム中の子どもたちの目の動きを見て、
ちゃんと「相手ありき」でゲームしているか観察しています。

(3)数手先を読む
上記の(1)(2)ができてくると、
「このゲームに勝つためには3手、4手先を考えなくてはいけない」ということに気づいてくれます。

将棋や囲碁などのように長手数の論理は必要ないので、その分1手読めることの重みがあります。