こんにちは。伊與田塾南安城教室、塾長の伊與田です。 今回は、思考力を鍛えるマインドアクセラレータコースのなかで実践している内容を1つ紹介します!
夏休み空けの授業で、「夏休みを振り返るマインドマップ」を宿題にしました。この生徒様には、夏休みに入る前に、夏休みの計画(Plan)をマインドマップで立ててみるということを実践済です。また、「PDCAサイクル」というビジネスのフレームワークについても勉強しています。
PDCAサイクルとは
ビジネスにおけるの管理手法の一つで、計画(plan)→実行(do)→評価(check)→改善(act)という4段階の活動を繰り返し行なうことで、継続的にプロセスを改善していく方法です。
PDCAサイクルには4つのステップがあります。“Plan”では、目標を決めてそれを達成するための計画を作成します。“Do”では、作成した計画に沿って実際に行動します。“Check”では、行動した結果と目標を比べて、問題点の洗い出しや成功・失敗の原因を分析します。“Act”では、分析の結果を受けて計画の改善、やり方の見直しなどを行ないます。“Act”が終わると再び“Plan”に戻り、次のサイクルを実施します。これを繰り返すことによって螺旋状に次第に改善されることが期待されるのです。
早いうちから改善のサイクルに慣れる
PDCAサイクルということばビジネス用語ですので、経営学を勉強したり、実際に就職して社会に出ることで触れる機会があるでしょう。しかし、その考え方自体は学生のうちから身に付けておくべきものだと思います。計画⇒実行⇒評価⇒改善のサイクルは、普段の生活や部活動などをよりよくするためにとても有効な考え方です。もちろん勉強にも有効です。
夏休みを振り返る(Check)
マインドマップに表現する内容は特に指定していませんが、この生徒様は主に「宿題」「勉強(自主的な)」「部活」に加えて、「自立」というテーマでメインブランチを設定してくれました。マインドマップを使うことで、定形的なフォームで振り返るよりも、周りが思いもよらない考え方で振り返りができることができています。こうして振り返った内容は、次の長期休みに活かされていくことでしょう。
チャイルドマップで掘り下げ
講師はできあがったマインドマップを見て、「ここをもう少し詳しく知りたいな」とか「この点を詳しくしたがいいよ」と発話することで、生徒様の思考を広げ、掘り下げていきます。
この生徒様の例ですと、「夏休みに自分にあったテキストがわかるようになった」とあります。ここでもう一歩、「自分にあったテキスト」というものをはっきり明確にしておくことをアドバイスします。そのような場合には、もう一枚、紙を用意して、「自分にあったテキスト」をセントラルイメージにしたマインドマップを描くのです。これをチャイルドマップといいます。こうすることによってマインドマップからさらに別のマインドマップが生まれ、思考がどんどん広がり、そして深化していくのです。