こんにちは。伊與田塾南安城教室、塾長のいよだです。
今回の読書マップは、 ライブ配信サービス運営会社「SHOWROOM」社長 前田裕二氏の「メモの魔力」です。
なかなか大変な本です・・・!
メモ=優秀なツール
著者の前田さんは幼いころからメモ・メモすることを習慣にしており、膨大なメモからアイデアやビジネスをつくりあげているそうです。
単なる記憶を補助する目的ではなく、アイデアを広げて、実際の行動につなげることができるそうです。そのために、「具体→抽象化→転用」という型があります。マインドマップもメモの一種と言えますが(本書にもでてきます)、必ず次の行動につなげることができるのは型が持つ力のおかげだろうと思います。
メモ=思考法
読みすすめていくと、この本がただのノウハウ本ではないことに気づかされます。大事なのはメモという作業のなかで平行して行う思考活動です。とくに知的生産・付加価値創造のために必要なのは「抽象化」であり、本書でも抽象化を軸にまとめられています。ちなみにマインドアクセラレータの授業では入塾間もない子のチュートリアルとして「抽象化」を学びます。また、「具体化」とセットで定期的に抽象化の思考活動を取り入れています。私自身も抽象化についてはすこし自信があります。
メモ=姿勢
前田さんは人生を通して膨大な量のメモをとっているそうです。はたから見ると異常とも言える量なのですが、「習慣化」しているため全く苦ではないそうです。メモを通じて生産活動をすることが生き方そのものにつながっています。
魔力という言葉
本書を最後まで読むと、なぜタイトルに「魔力」という言葉を用いたかがわかります。それを理解する流れはビジネス書というよりは小説や伝記を読んでいるような感覚に近いと思いました。詳細は書きませんが、前田さんの綺麗事だけではない、生々しい原体験が綴られています。
読んでからが大変
前田さんは就職活動のとき、メモを通じて徹底的に自己分析を行ったそうです。具体的には自分の人生の軸を見つけるためにメモを用いながら1000の問い(!)に答えていったそうです。1つの問いに対してノート見開きを使用するので、どれだけ膨大な作業か理解できるでしょう。
1000までは届かないと思いますがこれを私自身もやってみようと思います。やる前から大変だぁーと思っていますが、間違いなく自分にとってプラスの経験が得られるという確信があります。ならば、やるしかないでしょう!
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