こんにちは。伊與田塾塾長のいよだです!
今回は、6月のマインドアクセラレータ(MA)の授業で実施したゲームを紹介します!
ゴブレットゴブラーズ
ふざけたビジュアルのゲームですが、真剣にやると緊張感のある油断のできないゲームです。
ルール・遊び方
ゴブレットゴブラーズは変則的な三目(さんもく)ならべです。
三目ならべというより、〇×ゲームと言ったほうが なじみが あるかもしれません。
〇×ゲームは、3×3の格子(井の字)を用意し、2人のプレイヤーが交互に〇、×を書き込んでいき、3つまっすぐ並べることができたら勝ちというものです。
本ゲームでは、〇×を書くかわりにゴブレット(杯)を駒として用います。ゴブレットには大・中・小のサイズがあり、小さいゴブレットの上には大きいサイズのゴブレットをかぶせる(重ねる)ことができます。
また、すでに場に置いた自分の色のゴブレットを移動させることもできます。
このゲームで起こりうる主な思考活動を書き出してみます。
空間認識系の思考
〇×ゲームは平面の感覚のみですが、本ゲームは駒にサイズのバリエーションがあるので、立体的な要素が加わります。これによって、単純な直線のリーチ(あと一つ置けば勝ちの状態)を見逃しやすくなっています。
記憶系の思考
ゴブレットゴブラーズの醍醐味は、「駒をかぶせる(重ねる)ことができる」というギミックです。場に置かれた駒の下に、別の駒がかくれていないか記憶しておくと有利になることは間違いありません。
場に置かれた自分の駒を移動させようとしたとき、下に相手の駒が隠れており、なおかつその隠れていた駒によって相手の色のゴブレットが3つ並んでしまったときは、即座に相手の勝利となります。
集中力
三目ならべは、リーチを見逃すとあっさり負けてしまう、「うっかり系」ゲームと呼ばれることがあります。ゴブレットゴブラーズはさらにリーチのバリエーションが増えるため、通常の三目ならべよりも気が抜けないゲームになっています。対戦中に気を散らすと、見逃しや駒の位置を忘れるなどして負けてしまうことになります。ゲーム中は、集中を維持することが求められます。
数手先を読む力
本ゲームを数回こなすと、このゲームでの空間認識力、記憶力の使い方がわかってきます。子どもたちがもつ思考力が、このゲームにあわせて調整されるイメージです。するといよいよこのゲームのギミックを利用した2手、3手先を読むゲームになってきます!
以上、ゴブレットゴブラーズの簡単なご紹介でした。
3分ほどあれば1ゲーム終了となりますので手軽に楽しめます。ご家庭だけでなく、塾などの教室にもおすすめできます!
次回の記事では授業中に実際にゲーム内で起きた子どもたち失敗事例、成長が見られた点、伊與田塾でのアレンジルールなどを紹介したいと思います。
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