こんにちは。伊與田塾 塾長の いよだです!
8/6(土)、8/7(日)の2日間、東京大学にて開催された「親子ゲームジャム」を見学してきました。
講師(および主催)は東京大学大学院情報学環 特任研究員の財津康輔さん。
財津さんはボードゲーム教育協会(ボ教協)の理事でもあります。
親子ゲームジャムとは、何組かの親子がいっしょに1つのボードゲームをつくるワークショップです。
今回は4つのグループでした。
私は2日目のみを見学させてもらったのですが、
1日目はさまざまなボードゲームをプレイし、ゲームやボードゲームについての知見を深めたとのことです。
2日目は、実際にボードゲームをつくっていきます。各グループに1名ずつファシリテーター、アドバイザーとして、実際にボードゲーム製作者として第一線で活躍されているクリエイターさんがつきました。
ワークショップの流れは大きく以下でした。
・イントロダクション(作製におけるテーマや制約条件など)
・基本構想(ざっくり、どんなゲームにしたいか)
・アイデア出し(たくさんのアイデアを出してみる)
・具体化、詳細化(アイデアを絞り込んでゲームの形をつくっていく)
・テストプレイ(グループ内)
・相互テストプレイ(グループ間交流)
大まかな流れは以上となりますが、実際は基本構想からは各ファシリテーターであるクリエイターさんの特色が出ていて興味深かったです。
ボードゲーム製作はいろんな方向からスタートできます。
・大テーマと小テーマ
・既存のゲームを参考に
・ゲームの中での思考やアクション
各グループとも、さまざまなアイデアがでてきました。ふせんや模造紙などにアイデアを書き出し、ファシリテーターさんの助けを借りながらゲームとして具体化していきます。
ゲームとしての形が見えてくると、すばやくモック(試作品)をつくり、実際に遊んでみることで、さらにゲームとしての完成度を高めていました。
ゲームのルールが固まってくると、作業に勢いがつき、一気に完成へ向かっていきます。午前中のような会話は少なくなるもの、作業に集中する雰囲気は熱かったですね。
完成後のテストプレイ後は、グループ間でメンバーを交えての「相互テストプレイ」。ゲームの説明は子ども主体で行います。準備の時間はあまりなかったように思いますが、一生懸命説明をしていました。
最初は、「1日でボードゲームが作れるのか」という疑問があったのですが、どのグループもテストプレイまでこぎつけ、盛り上がることができていたのはすごい!というしかありません。
学びとしては、「ルールにふれる・ルールをつくる」「創造性」というコンセプトを軸にしつつ、各グループ、各参加者が多様な学びを得たと思います。この混沌とした、多様な学びがこのワークショップの良いところだと思います。
見学者の立場としては、ボードゲーム製作、ボードゲーム製作ワークショップの2つの視点から多くを学ばせていただきました。
主催の財津さんを筆頭にファシリテーターのみなさま、サポートの学生さん、そして参加者のみなさま、ありがとうございました!
おまけ
往路は夜行バスだったので、東京には早朝につきました。開場前に少しだけ学内を散歩しました。